太鼓アンサンブルを組んでみよう!
前回までで、太鼓の大まかな種類やサウンドがお分かりいただけたと思いますので、今回は実際にTAIKO THUNDER: The Ultimate Collection(以下、TAIKO THUNDER)を使って太鼓のアンサンブルを作ってみましょう。
太鼓はソロで使ってもカッコ良いのですが、複数の太鼓を組み合わせることでもまた違った魅力をみせてくれます!

税込価格 ¥96,800
TAIKO THUNDER: The Ultimate Collectionは、現代の音楽に求められる太鼓サウンドを網羅すべく、16種類の太鼓と4種類のパーカッションの計20種類の専用音源で構成された音源コレクションです。
打面位置によるリアルなサウンド変化や、理想の音色を追求できる独自パラメーター、ホールの響きまで自在にコントロール可能な最大7チャンネルのマルチマイク収録など、あらゆるシチュエーションに対応した次世代の太鼓音源です。
アンサンブル例
どんな太鼓を組み合わせるかといった明確なルールはありません。そのため基本的には自由でOKなのですが、各太鼓の役割を意識することで効果的に聴かせることができます。
一例として、このようなアンサンブルを作ってみました。
使用したのは以下の10パートです。
・締太鼓x4
・長胴太鼓x2
・大平太鼓
・大太鼓x2
・桶胴太鼓
音程の高い締太鼓でリズムを刻み、中音域の長胴太鼓でメインリズムを演奏。さらに大太鼓系でアクセントを付ける…といった具合です。一つ一つはシンプルなフレーズですが、複数の太鼓が組み合わさることで迫力と奥行き感のあるサウンドになっていることがお分かりいただけると思います。
また、常にすべての太鼓で同じフレーズを鳴らすのではなく、適度に「間」を作ることでリズムに緩急がつけられます。特に大太鼓は細かいフレーズや装飾音よりも、ゆったりとしたリズムを演奏させると効果的です。
今回のサンプルでは、桶胴太鼓を要所要所でアクセント的に竹バチを入れているのですが、このパートの有無でも印象がだいぶ変わって聴こえるのがご確認いただけたのではないでしょうか。

キットプリセットとアンサンブルのMIDIデータも収録

太鼓の組み合わせは自由ですが、アンサンブルを組む際のテンプレートとしてご活用いただけるように、複数の太鼓の組み合わせを「Kit」として6種類収録しています。
また、各キットに対応したアンサンブルのMIDIデータも付属していますのでぜひご活用ください!