太鼓の種類を知ろう!その1 – 締太鼓

「太鼓」と聞いて、皆さんはどんな音を想像しますか? 盆踊りやお祭りで叩かれている和太鼓から、映画のサウンドトラックで聞くことのできる”TAIKO”まで、その種類やサウンドは様々です。それぞれ特徴があってどのように使われているのか、ほんの少し知っているだけで、太鼓の世界がもっと楽しくなること間違いなし!

今回から数回にわたってTAIKO THUNDER: The Ultimate Collection(以下、TAIKO THUNDER)に収録されている太鼓を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

初回となる今回は、締太鼓(しめだいこ)と長胴太鼓(ながどうだいこ)を紹介します。

税込価格 ¥96,800

TAIKO THUNDER: The Ultimate Collectionは、現代の音楽に求められる太鼓サウンドを網羅すべく、16種類の太鼓と4種類のパーカッションの計20種類の専用音源で構成された音源コレクションです。

打面位置によるリアルなサウンド変化や、理想の音色を追求できる独自パラメーター、ホールの響きまで自在にコントロール可能な最大7チャンネルのマルチマイク収録など、あらゆるシチュエーションに対応した次世代の太鼓音源です。

附締太鼓

鉄輪に張った革を紐(ロープ)やボルトを使って結び締めるのが「附締太鼓(つけしめだいこ)」です。

キレが良く華やかな高音が魅力で、締め方によって音色チューニングを変化させることができます。音が強いためにリズムを取るのにも最適で、曲のテンポ感を決め、同時にリズムキープの要としてアンサンブルの中で重要な役割を担っています。

革の厚みによるバリエーションが存在し、一番薄い並附から二丁掛〜五丁掛と数字が大きくなるにつれて革が厚くなり、サウンドも硬質になります。TAIKO THUNDERでは1尺1寸(約 33cm)、1尺2寸(約 36cm)、1尺2寸2分(約 36.6cm)、1尺3寸(約 39cm)の4サイズを収録しています。

実際のアンサンブルでは、楽曲に合わせてサイズの異なる附締太鼓を組み合わせて使うことで幅広い音域と音色をカバーすることができます。

締獅子太鼓

太鼓芸能集団、鼓童のステージから生まれた太鼓で、附締太鼓の胴を伸ばし片面に牛革。もう片面には馬皮と両面に異なる革を採用しているのが大きな特徴です。存在感溢れる鋭く乾いたサウンドが持ち味で、重厚なアンサンブルの中でも埋もれず際立った個性を放ちます。

附締太鼓と同様にアンサンブルの中でリズムをリードするという働きに加え、アクセントを加えるのにも最適です。ステージでは肩に担いで演奏されることも多く、特別な役割を果たす楽器です。

長胴太鼓

鼓面の直径よりも胴が長いことから長胴太鼓(ながどうだいこ)と呼ばれています。舞台や盆踊りなど様々な場面で見かけることもあって、日本で和太鼓といえば長胴太鼓をイメージすることが多いでしょう。神社などで使われることも多く「宮太鼓(みやだいこ)」とも呼ばれます。

1本の木をくり抜いて作られており、胴の中で音が共鳴することで力強く深みのあるサウンドが特徴です。面を打つ場所によって大きくサウンドが変化し、様々な打法と組み合わせることで1台でも多彩な音表現が可能です。

TAIKO THUNDERでは1尺2寸(36cm)、1尺6寸(48cm)、2尺7寸(81cm)の3サイズを収録しています。