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TAIKO THUNDER 開発ブログ Vol.7 即戦力で使用できるMIDI Groove機能

TAIKO THUNDER: The Ultimate Collection(以下、TAIKO THUNDER)開発ブログ、第7回目はMIDI Groove機能について紹介します。

これまでのVirtuoso Japanese Seriesライブラリも、NA版(NKS/Native Access対応版)よりMIDI Groove(フレーズパターン)機能が搭載されております。Groove Browserを使うことで、MIDI Grooveの試聴と調整、DAWソフトへのエクスポートが簡単に行えるのですが、特に注目していただきたいのはその中身…つまりMIDIフレーズの部分です。

本物の演奏をMIDIデータ化

TAIKO THUNDERに収録される合計1,400種類以上のMIDI Grooveは、2名の太鼓奏者による本物の演奏をベースに作成されています。

音源のサンプリング収録にもご協力いただいた金子竜太郎氏と、和太鼓奏者でありローランドの電子和太鼓「TAIKO-1」の発案者でもある坂本雅幸氏による演奏をMIDIデータとして収録。収録にはTAIKO-1を使うことで、打面の位置による叩き分けもMIDI情報として記録。収録したMIDIデータをTAIKO THUNDER用に調整することで、本物のグルーブ感とリアルなサウンド変化を忠実に再現しました。

収録されているMIDI Grooveは、Standard Mode仕様で作られており、太鼓系楽器ではCC#16/CC#17を使ってHitting Positionの打点指定までがプログラミングされていますので、イメージに近いパターンをお使いのDAWソフトに取り込んだら、必要に応じて簡単な編集を加えるだけでお使いいただけます。

収録内容としては打ち込みでのリアルな表現が難しいおろし(はじめは大きく、徐々に小刻みに打つ奏法)やロール系の奏法はもちろん、伝統的なお囃子系フレーズ、インプロビゼーション収録されたモダンなスタイルまで幅広く網羅。インプロフレーズは様々なテンポで収録していますので、テンポ感が楽器に応じたニュアンスの違いなども大きな見どころです。

またMIDI Grooveは楽器の種類ごとに分類されていますが、必ずその楽器で鳴らさなくてもOK!
例えば大平太鼓用に収録されたMIDI Grooveを大太鼓や長胴太鼓で鳴らしても面白いですし、楽器名に捉われずにお試しください!

また構造上Groove Browserに含めることができませんでしたが、ドラムセットのように、様々な太鼓を組み合わせて一人で演奏する組太鼓や、複数人でのアンサンブルパターンも収録しています。

TAIKO THUNDERには各楽器単体のKONTAKTパッチの他、複数の太鼓の組み合わせを「Ensemble Kit」としてキット収録しています。アンサンブル対応キットと音源と組み合わせることで、重厚な太鼓アンサンブルをDAWソフト上に簡単に再現することができます。