KOTO 17、KOTO 20 活用Tips Vol.4

 

KOTO 17KOTO 20の活用Tips、第4弾はStrings機能を紹介します。KOTO 17は17本、KOTO 20には21本の絃が張られ、それぞれ白鍵に割り当てることで本物の箏のような演奏感を得られるのは以前にご紹介した通りですが、それだけではありません!

Stringエディターを使うことで、すべての絃ごとに音程、ボリューム、パンを自由に設定可能。絃1本1本を完全に独立した楽器として扱うことができるのです。

 

String Indicator

StringsページのString Indicatorは、発音中の絃を点灯して表示するだけでなく「pitch」「fine」「vol」「pan」の4つの要素を絃ごとに調整することができます。

特に便利なのがpitchです。基本的には演奏中に調弦を変えることができない箏だけに、演奏する曲によって調弦を変える必要があります。この項目を変更することで、曲に合わせたオリジナルのスケールを作成することが可能です。

 

Scale機能

箏で主に使用されることの多い定番スケール(アイオニアン、ナチュラル・マイナー、ハーモニックマイナー、メロディックマイナー、ド リアン、フリジアン、リディアン、ミクソディリアン、ホールトーン)はプリセットとして収録しています。

各スケールは-5〜+6の範囲でトランスポーズも可能なので、あらゆる楽曲に対応可能です。

 

なおString Indicatorで編集したオリジナルのスケールは「ユーザースケール」としてプリセットしておくこともできるので、よく使うスケールは保存しておくと瞬時に呼び出せて便利です。