
太鼓の種類を知ろう!その2 – 大太鼓と大平太鼓
前回に引き続き、TAIKO THUNDER: The Ultimate Collection(以下、TAIKO THUNDER)に収録されている太鼓を紹介していきます。
今回は口径の大きな3種類の太鼓を見てみましょう。

税込価格 ¥96,800
TAIKO THUNDER: The Ultimate Collectionは、現代の音楽に求められる太鼓サウンドを網羅すべく、16種類の太鼓と4種類のパーカッションの計20種類の専用音源で構成された音源コレクションです。
打面位置によるリアルなサウンド変化や、理想の音色を追求できる独自パラメーター、ホールの響きまで自在にコントロール可能な最大7チャンネルのマルチマイク収録など、あらゆるシチュエーションに対応した次世代の太鼓音源です。
平胴太鼓

鼓面に対して胴が短く、平たいのが平胴太鼓(ひらどうだいこ)です。
胴の長さ以外は素材も構造も同じため、サウンド傾向も長胴太鼓に近く低音域が強いですが、胴の部分が短いために余韻が短くキレの良さと深みを兼ね備えたサウンドが特徴。立ち台に置いて打つだけでなく、吊り台を使って吊るされる場合もあります。
TAIKO THUNDERでは2尺(60cm)の平胴太鼓を収録しています。
大平太鼓

太鼓口径が3尺(90cm)以上の平胴太鼓のことを、一般に「大平太鼓(おおひらだいこ)」と呼びます。ソロからアンサンブルまで広いシーンで使われ、迫力のあるサウンドと存在感でステージの象徴になっていることも少なくありません。
口径が大きくなることで低域に優れ、空間全体を包み込むような深みのある音色は大平太鼓ならでは。縦置きして正面から打つ、伏せ置きにし上方から打つなど打ち方にバリエーションがあります。
TAIKO THUNDERでは3尺3寸(99cm)の平胴太鼓を収録しています。
大太鼓

太鼓口径が3尺(90cm)以上の長胴太鼓のことを「大太鼓(おおだいこ)」と呼びます。ソロからアンサンブルまで広いシーンで使われ、迫力のあるサウンドと存在感でステージの象徴になっていることも少なくありません。
口径が大きくなることで低域に優れ、空間全体を包み込むような深みのある音色は大太鼓ならでは。打つ場所による音色変化も大きく、ダイナミクスも含めて抜群の表現力を誇ります。その分、打ちこなすには打ち手にも高い技術力と表現力が求められます。
TAIKO THUNDERでは3尺4寸(102cm)、4尺(120cm)の2サイズの大太鼓を収録しています。
理想の太鼓サウンドを追求する
サイズはもちろん、個体や演奏者によって様々な音色を聴かせてくれるのが太鼓の魅力。
TAIKO THUNDERでは400年以上に渡って太鼓を作り続けてきた日本を代表する太鼓メーカー、浅野太鼓楽器店様のご協力のもと理想的なコンディションの太鼓を収録し、読み込むだけでバランスの良い太鼓サウンドを再現することができます。
しかし、実際の音楽制作の中では演奏フレーズや他の楽器との組み合わせによって音色を微調整したい、サイズ違いのバリエーションが欲しいという場合も多いでしょう。
TAIKO THUNDERでは、太鼓の音色を決める要素をパラメーターとして再構築。理想の太鼓サウンドを作り上げるための「Instrument Editor」機能を搭載しています。

例えばチューニング変更も従来の音源ではピッチシフトを使ってチューニングを表現するのが一般的ですが、音のアタック感まで変化してしまうという課題がありました。そこで、TAIKO THUNDERでは独自の発音エンジンを使うことで極めて自然なチューニング変化を実現しています。
その他にもアタックの要素や鳴りの要素を個別にコントロールしたり、本物の太鼓以上の音色バリエーションを生み出すことが可能です。