「音鈴 – 信濃」を制作、長野県立美術館に出展しました。

於長野県立美術館「新美術館アートプロジェクト ふれてみて」
会期 2021年4月8日~2021年8月15日
https://nagano.art.museum/

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音鈴は風による空間の共有、風による人と人のつながりをつくる楽器
吊るされた25枚の美しいフォルムに織り込まれた短冊デバイスから成るこの作品。鑑賞者が団扇で扇いだ風を受け、短冊は揺れると共にひとつひとつが光りながら美しい音を発し、空間全体を音の粒で包みます。

短冊はそっと揺れると、ひとつだけ鳴り、風からの揺れが大きくなるに従って周囲に伝わり、音が波紋となって広がっていきます。短冊が発する音はウィンドチャイム、鈴、貝殻、水滴、ラトル(植物の種)、グラスハープ、善光寺境内で採取された鳥の声など7種の音色群。いずれも多数の音で一つの音色として認識される音の粒の集合体。

実際に25個の短冊には別々に個々の音がインストールされており、まさに音の点描といえます。時間の経過と共に音色も移ろい、ゆっくりと流れる空間となって鑑賞者同士を癒し続けます。

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音鈴ー信濃
原田智弘+金箱純一
基盤、マイコン、センサ、振動スピーカー、LED
サウンドデザイン:原田智弘(ソラソレ堂)
デバイス設計・制作:金箱淳一
制作協力(プログラミング):中村開

「音鈴」は2018年茅ケ崎美術館に初出展。
第二弾となる「音鈴 – 信濃」ではコンセプトに合わせて改良と設計変更を行い、新たな作品として生まれました。作品展示のご依頼はお気軽にご相談ください。