オフィス空間

Sound Design / PlanningOFFICE SPACE Case #1 三井不動産新オフィス
サウンドデザイン

オフィスのための環境音デザインとインストール

日本橋室町三井タワーへの三井不動産様のオフィス移転に伴い、新オフィスの環境音デザイン、サウンドシステムのプランニングを担当させていただきました。3フロアに複数設けられたリフレッシュスペースと会議室に自然環境音をハイレゾリューション・オーディオシステムと共に導入。就業時間中のオアシスとしてご活用いただいています。
コンテンツ制作にあたっては、三井不動産様オリジナルの環境音を作るためフィールドレコーディングから着手。ロケ地に選ばれた長野県蓼科の三井の森内で約半年かけて森の音や鳥の声を収録しました。森の保全、環境への取り組みに力を入れる同社様ならではの唯一無二の環境音コンテンツとなりました。

ハイレゾ仕様
収録マイクロフォン、レコーダー、オーディオ編集からオーディオプレーヤー、パワーアンプ、スピーカー、スピーカーケーブルなど、音の入り口から出口まで全てハイレゾリューション仕様にこだわり構成しました。機器設置後は再生周波数特性計測を実施して性能も実証できています。



 

商業空間

COMMERCIAL SPACE Case #1 博多マルイ

サウンドデザイン

館内サウンドデザイン全般を担当

「地元の日常に馴染み、永く愛される」をコンセプトに、エントランスエントランスのウェルカムサウンド、時間帯で変わる時報、トイレ通路、各階の休憩スペース、喫煙室、外壁大型ビジョンのジングルサウンドなど、多種多用なスペースのために、サウンド、音楽(50トラック・曲以上)をデザイン・制作しました。貫通通路、休憩スペースではサウンドプロジェクション手法による立体音響空間を実現し、サウンド・コンテンツはフィールドレコーディングによる博多・福岡の音、リズム、要素をふんだんに盛り込み、時間帯によるバリエーション変化を用意。さらには喫煙室のために一流ミュージシャンの生演奏によるジャズセッションを録音するなど、贅沢かつハイクオリティなサウンドを実現しました。中でも、太宰府観世音寺の日本最古の梵鐘を録音、音楽としてアレンジした時報サウンドは話題に。

《写真説明》 上段左:市民の森油山の自然音が流れる休憩スペース/ 上段中:博多どんたくの唄を編曲したオルゴールが流れる授乳室/ 上段右:オリジナルのジャズ曲が流れる喫煙室/ 下段左:観世音寺の梵鐘の音を取り入れた時報サウンドが流れるフロア/ 下段右:日本庭園楽水園の水琴窟の音が流れる休憩スペース

音響チューニング
サウンドデザインを行った音響空間において、サウンドコンテンツが最高のパフォーマンスを発揮できるよう音質調整、音量コントロールを精密に行いました。サウンドデザインの分野では実際の環境に合わせた音響チューニングが重要であると言えます。


COMMERCIAL SPACE Case #2 町田マルイ
サウンドデザイン

館内音楽制作

各階の休憩スペースのための音楽を製作。
各スペース毎にテーマがあり、アコースティック楽器の生演奏とフィールドレコーディングを使った温かみのある音楽になっています。
1曲毎にたくさんの音楽モチーフで構成され、いつ来ても違った音楽にきこえるよう工夫しました。読書のためにわざわざいらっしゃる近隣の方も。

《写真説明》 上段左:5F パブリックスペース/ 上段右:6F パブリックスペース/ 下段:2F パブリックスペース

COMMERCIAL SPACE Case #3 大宮マルイ
サウンドデザイン

館内音楽制作

大宮マルイの授乳スペース新設、喫煙室リニューアルに伴い、環境音および専用BGMを担当させていただきました。
授乳スペースでは素朴なオルゴール音源で環境音を、喫煙室では本格的なオリジナルジャズ曲を提供させていただきました。


食空間

FOOD SPACE

ここちよい音の広がり

全指向性のスピーカー、超指向性のスピーカーや反射音の組み合わせによるスピーカー・フォーメーションを用いて、圧迫感のない音場をつくりだすことができます。 会話を妨げることなく、料理の味や香り、食べるという大切な時間を引き立てます。

アクアリウム

AQUARIUM

ワモンアザラシの展示スペース

飼育員の解説を拡声するために、布状平面スピーカーを使った音響プランニングを行いました。TLFスピーカーの音は小さい音で 遠くまで届く「遠達性」があるため、拡声されたマイクの音が動物を驚かすことが減り、自然な姿を観察することができるようになりました。

ミュージアム

MUSEUM

京都大学総合博物館|海中の音の再現

布状の平面スピーカー(TLFスピーカー)を使ったインスタレーションでザトウクジラが泳ぐ海中の音をリアルに再現。音速が空気中の約5倍といわれる水中で、巨大なザトウクジラが目の前を横切る迫力や、耳元に張り付くような聴感まで再現することができました。

 

アトラクション

ENTERTAINMENT:MAGICAL SOUND CAMP

音のテントで冒険するアトラクション

視覚を使わない聴覚だけの新感覚アトラクションです。 テントに入ると中では360度のパノラマサウンドが広がり、あたかも目前に大自然が広がっているかのような体験が得られます。 コンテンツはテント乗り物に見立てた冒険ストーリー仕立て。みんなで助け合ったり、大きな声を出す「ヤッホーポイント」なども用意され、大人も子どもも一体感の得られるものになっています。

MAGICAL SOUND CAMPサイト http://magical-sound-camp.com

音作りへのこだわり

フィールドレコーディング

FIELD RECORDING

ザトウクジラ鳴音収録

座間味島付近でのザトウクジラ鳴音集音を行いました。2月から3月、沖縄県座間味付近にはザトウクジラが集まります。 現地で船をチャーター、収録にはアクアサウンド社製のハイドロフォンを使用。
プロジェクト度に、オリジナルの音素材を使うためフィールドレコーディングを行って います。ステレオ、サラウンド、アンビソニックス、バイノーラルなど様々なフォーマットをハイレゾリューション収録します。

スタジオでの音楽収録

STUDIO RECORDING

重要な音楽づくり

自然音とともに、音楽は重要な要素です。私たちが提供する音楽に出来合いのものはなく、オーダーやプロジェクトに応じてつくります。

また、人を包む音楽は本物であるべきです。音楽づくりの際はスタジオ環境で本物の楽器、優れた演奏家とともにレコーディングを行います。高解像度でレコーディングされた音楽はハイレゾ再生環境にも 十分対応可能なものになります。