2019.7.14 – 2019.9.1 茅ケ崎市美術館

茅ヶ崎市美術館企画展「美術館まで(から)つづく道」 に、作品「音鈴(おんりん)」を制作・出展致しました。
 
感覚特性者とのフィールドワークからインクルーシブデザイン手法によって作品化を生み出すという試みの中、メディアアーティスト金箱 淳一氏と音空間デザイナー原田智弘が、聴覚障害の感覚特性を持つ西岡克浩氏とともに茅ケ崎を歩くなどのフィールドワークの中で感じた「風」にインスピレーションを得て、作品化しました。
作品は天井から吊るされた36枚の短冊型のデバイスで成り、風を受けるたびに心地よい音と光を放ち、揺らめきます。短冊はそれぞれ異なるサウンドを持ち、揺れ方によって音も変わり、まさに音と光の点描を描きます。
 
風が生み出す 音、光、空気の流れ。
 
音鈴はさながら風鈴のように、風を視覚化し、音に変換することですべての来場者に等しく、共に「風」を感じさせる作品となりました。
 
 Photography by Kenji Kagawa
 
 
 
また展示会期中には「音をつみとる」ワークショップを実施。
高性能ハンディレコーダーを使って美術館周辺の音を摘み取って音鈴にインストールするまでを参加者と共同で行いました。
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